かかりつけ医

かかりつけ医をもちましょう。日ごろからちょっとした病気のときに、決まって診てもらっているお医者さんはありますか。家の近くで、家族皆のことをよく知ってもらえて、何でも気軽に相談できる医師がかかりつけ医です。

かかりつけ医があるとどんな点がよいのでしょうか?

  1. 長い年月にわたり、患者さんの病気や身体のことを知っているだけでなく、仕事や家族環境、さらに趣味あるいは人生観といったものまでを理解したうえで病気に対応してもらえれば万全です。
  2. 最近、医療は高度に専門化しており、患者さんだけの判断ではどこで診てもらえば良いのか判りづらくなってきています。このようなとき、かかりつけ医と相談すれば最適の医療機関を紹介してもらえます。
  3. 専門化、細分化のために、一人で多くの医療機関を受診していることが多くなっていますが、それらを総合的に調整する役目をしてもらえます。
    介護やその他の福祉サービスが多くなってきていますが、このサービスを受けるときにアドバイスしてもらえたり、お互いの調整役をしてもらえます。
  4. 日常的な診療に加えて、生活習慣病といわれるものなどへの予防的な医療、相談を持ちかけたり、専門医を受診して難しいことを言われたが、内容が理解できない時などにも相談できます。
  5. かかりつけ医としてお付き合いがあれば、夜間などの救急時の対処の仕方も前もって相談できます。

かかりつけ医を選ぶポイント

家の近くで、気軽に行けるところで、話しやすい医師が基本になるでしょう。親しくなれる医師なら、何科でもよろしいし、診療所でも病院でもよろしい。長くお付き合いをして、かかりつけのお医者さんとかかりつけの患者さんの良い関係を、お互いに努力して作っていきましょう。

医師会の事業では、患者さんにかかりつけ医を持とうと推奨するだけでなく、医師側にもかかりつけ医になるための研修を進めていきます。

ページの先頭へ登る